Raspberry Pi の初期ネットワーク設定
初期状態の /etc/network/interfaces は次のようになっています。
auto lo iface lo inet loopback iface eth0 inet dhcp allow-hotplug wlan0 iface wlan0 inet manual wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf iface default inet dhcpDHCPで割り当てを受ける場合、この設定を変更する必要はありません。
有線接続
そのままでOK. 何もしなくとも、DHCPでIPアドレスなどの割り当てが受けられます。どうぞネットワークの海原へ。
無線接続の場合
これもひと手間かけるだけです。何が手間かというと、無線LANのSSIDとアクセスキー(パスフレーズ)の設定です。
SSIDとアクセスキーの設定には wpa_passphrase を使います。書式は次の通り。
wpa_passphrase <ssid> [passphrase] # SSID = hogehoge, アクセスキー = fugafuga の場合は、 $ wpa_passphrase hogehoge fugafuga # で、出力はこうなる。 network={ ssid="hogehoge" #psk="fugafuga" psk=b276f31c7d3c1862c991617334abe708b16c1dcc85c1f1cf5ceae1c15bb75572 }この出力を /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf に追加すれば、自動的にネットワークが認識されます。手順は次の通り。
# 権限変更 $ sudo chmod 666 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf # ネットワークデータの追記 $ wpa_passphrase hogehoge fugafuga >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf # 権限を戻す $ sudo chmod 600 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confもしくは
$ sudo sh -c "wpa_passphrase hogehoge fugafuga >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf"この状態で /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf を表示すると、
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ssid="hogehoge" #psk="fugafuga" psk=b276f31c7d3c1862c991617334abe708b16c1dcc85c1f1cf5ceae1c15bb75572 }#psk=... は不要なので削除。もしSSIDを通知していない場合(ステルスSSID)には、scan_ssid=1 を追加して次のように変更します。
update_config=1 network={ ssid="hogehoge" psk=b276f31c7d3c1862c991617334abe708b16c1dcc85c1f1cf5ceae1c15bb75572 scan_ssid=1 }以上で設定完了。Raspberry Pi を再起動するなり、 networkを再起動するなりして接続できることを確認します。
迷ったら man wpa_supplicant.conf を参照で。
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